ゴールデンルーキーが劇的なサヨナラ打でトンネルを抜けた。3月6日の
巨人とのオープン戦(ZOZOマリン)。5対5で迎えた9回裏二死満塁で、7回から途中出場していた
安田尚憲内野手に打席が回る。谷岡の外寄りのボールをとらえると、打球は遊撃・山本のグラブの下をすり抜けた。
井口監督も「持っている。こういう場面で回ってくるし、打てる」と称えたサヨナラの一打は、安田にとってオープン戦9打席目での初安打。実戦でも2月17日の台湾・ラミゴ戦以来となる25打席ぶりの安打だった。「なかなか結果が出ずにしんどかった」と振り返るが、ここから開幕一軍へ向けエンジンの回転数をさらに上げていくことができるか。