この男のバットが止まらない。開幕から好調を維持する近藤健介捕手が抜群の存在感を発揮した。4月5日の楽天戦[楽天生命]で1点のビハインドの5回一死二、三塁で同点タイムリーを放ち、残り4打席もすべて四球で出塁。打率は5割に達し、昨年の序盤同様に明らかに相手バッテリーに勝負を避けられる場面が目立っている。

　打席でのアプローチを微調整し、本人も「いい感覚で打席に立てている」と手応え。それでも数字には無関心で「(打率は)意識していない。1打席、1打席集中してやっていくだけ」と自然体を強調。まだ開幕して間もないが、2018年のバットマンレースはこの男が中心になっていきそうだ。