若き右腕がまた新エースへの階段を1つ上がった。5月16日の
西武戦(東京ドーム)で先発したのは上沢直之投手。この日は自慢の伸びのある真っすぐに加え、要所でカーブとフォークが冴えわたって9回4安打無失点で2014年9月以来の完封勝利。チームトップタイの4勝目をマークした。
16年に右ヒジを手術してシーズンを棒に振ったが、懸命のリハビリで復活。7年目の今季は開幕から先発ローテの一角して存在感を発揮している。防御率も1.39となり、堂々のパ・リーグトップ(17日現在)に立った右腕。「いろいろな人に支えられて野球ができている」と周囲のサポートに感謝しながら、チームをさらに上昇気流に乗せる。