開幕から先発ローテーションの一角を守る吉川光夫投手が、5月16日の
ヤクルト戦(鹿児島)で今季7度目の先発のマウンドに上がり、初めて6回を投げ切って3勝目を手にした。8対1と援護にも恵まれていたが、最大のピンチは6回二死満塁。すでに球数は100球を超え、疲れも見えていたが、最後は
雄平を外角直球で左飛。今季最多の104球を投じ、1失点に抑えて「誠司(
小林誠司)がうまくリードしてくれました」と広陵高の後輩捕手に感謝の言葉を述べ、安どの表情を浮かべた。先発投手としては1つの目安であるQSが記録される7回3失点以内を目指したいところで、高橋監督も「次はもう1回投げられるように」と期待をかけた。