しびれる場面でマウンドに上がった。5月30日の
日本ハム戦(東京ドーム)、この日は先発の吉川光が大崩れ、2番手の宮國が火に油を注ぎ、2回に打者一巡の猛攻で奪った8点のリードが吐き出されそうになった4回二死満塁(この時点で8対5)で3番手の谷岡竜平投手に出番が回ってきた。迎える打者は
レアード。一発出れば逆転の場面で2年目右腕は冷静だった。低めのフォークが暴投となり、2点差に迫られはしたものの、「打たれたらどうしようとは思わなかったです」と最後は高めの147キロ直球で空振り三振。イニングをまたいで5回も無失点に抑え、見事なリリーフでチームの勝利に貢献。この力投が認められ、うれしいプロ初勝利が記録された。