久しぶりのお立ち台に「最高です」と喜びをかみしめた。6月6日の楽天戦(東京ドーム)は、今季一軍初登板の今村信貴投手が先発。6回を無四球と抜群の安定感を見せ、4安打無失点の好投で2016年以来、673日ぶりの白星を手にし、チームの連敗を3で止めて3位浮上に貢献した(当日時点)。5回二死一、三塁、この日、唯一の得点圏のピンチだったが、左の山下に対して、ファームで杉内らにアドバイスを求めて質を高めたスライダーで追い込み、143キロ直球で空振り三振。「勝ち投手の権利もあった中で、力が入りました」と自らの力で切り抜け、白星を引き寄せた。チームは先発再編に踏み切ったばかり。左腕には大きな期待が寄せられている。