4時間半を超える熱戦にケリをつけたのは大和のバットだった。6月14日、
ロッテ戦(ZOZOマリン)は両チームが決め手を欠き延長戦へ。1対1で迎えた11回一死二、三塁のチャンスでしぶとくセンター前に弾き返す2点適時打が決勝打となり、チームの連敗を2で止めた。寡黙な男が一塁ベース上で渾身のガッツポーズを作ると、笑顔が弾けた。
2日前の練習中に打球が後頭部に直撃し欠場を余儀なくされたが、スタメン復帰となった一戦で仕事をやってのけた。お立ち台では「これだけ元気にやってるんで、大丈夫です」と復活をアピールした。打線はロペス、梶谷、
ソトを欠き、得点力不足は明らか。そんな中で、価値ある接戦の勝利となった。