十亀 剣
131球の力投だった。2位・
日本ハムと1ゲーム差で迎えた首位攻防の直接対決。敵地・札幌ドームのマウンドで先発の
十亀剣投手が自らの仕事を果たした。ストレートのキレ味は今ひとつだったが、スライダー、カーブ、シンカーといった変化球を両サイド、低めに丁寧に制球。日本ハム打線に的を絞らせず、奪三振は10を数えた。8回途中でマウンドを降りたが無失点に抑え、約1カ月ぶりの5勝目をマークした。
リリーフ陣が不調の中、なるべく長いイニングを投げたいという意気込みがあった。ただ、この日は二死満塁のピンチを招いて降板。「次はもう少し頑張れる形にしたい」と十亀は次戦を見据えた。