豪雨被害により広島3連戦が中止になったことを受け、7月10日のウエスタン中日戦(鳴尾浜)で藤浪晋太郎投手が調整登板を行った。先発し、3回を1安打無失点の完ぺきに近い内容だった。

「前回の一軍ではあまりにも感覚が悪かった。フォーム的にもタイミングが合っていなかった。その辺を1週間やってきて、ボール自体は全然悪くなかったと思います」と手応えを感じた藤浪。前半戦は二軍落ちも経験し、8試合で2勝2敗と完全復活はできなかった。ただ、この投球で自信を持って後半戦に臨める。「長いイニングを投げてローテで回るのが、一番の仕事かなと思っています」と後半戦の反攻に向け自覚もたっぷりだ。