静岡の地に快音が響き渡った。7月9日の
巨人戦(静岡)で、山田哲人内野手が史上66人目(71度目)となるサイクル安打を達成した。第1打席で左前安打を放つと、第2打席の四球を経て第3打席は18号2ラン。第4打席で左翼への二塁打を放つと、第5打席には右翼へ適時三塁打を放ち、大記録を完成させた。球団では2003年7月1日の
稲葉篤紀以来15年ぶりとなる。今季は
ソフトバンクの
柳田悠岐が4月21日の
日本ハム戦(札幌ドーム)で達成。
山田哲は「達成できたこと自体はすごくうれしく思う」としながらも、5対8と敗れたこともあり喜びは控えめ。「自分が打たないと負ける自覚は持っている」と、すでに今後の戦いに目を向けていた。