後半戦開幕は、この時点で7勝5敗と好相性の広島3連戦(ナゴヤドーム)。セ・リーグでは唯一広島に勝ち越していた。だが、16日に14安打を打ち込まれ1対5で敗れると、翌17日には11安打を放つも、1対5で完敗。これで自力優勝が消滅した。

　それでも翌18日は、完封リレーで快勝。圧巻はガルシア投手だ。8回表に先頭の曾澤に右前打を許しノーヒットノーランは潰(つい)えたが、7回まで広島打線を無安打に抑え込んだ。ガルシアはこれで10勝目。中日の2ケタ勝利投手は、2015年の大野雄、若松以来3年ぶりだ。投手陣の台所事情は火の車だけに、ガルシアの好投は光明。残り約50試合、最低ラインはAクラス以上だ。