積極的な姿勢が最高の結果につながった。8月29日の
ロッテ戦(ヤフオクドーム)の6回、一死満塁でベンチが動いた。甲斐に代わり打席に入ったのは明石健志内野手。「皆が回してくれたチャンス。なんとか点を」。思いを込めてスイングすると、打球は一塁線を破る先制の2点適時打となった。これがチーム34イニングぶりの適時打。この一打を皮切りに一挙5点を奪うと、8回にも2点を追加し、7対0で勝利。前日にチームの9連勝が止まっていただけに、明石自身も「今日の1勝は大きい」と喜んだ。
春季キャンプで痛めた腰に不安を残す明石は、まだまだ本調子とは言えない。その中でも「いいパフォーマンスができるように」。準備は常に万端だ。