5回5失点のほろ苦デビューも、21歳のサウスポーは前向きにとらえていた。高卒3年目の高橋奎二投手が9月5日の
中日戦(神宮)でプロ初登板初先発を果たした。4回、藤井に3ランを浴びるなどプロの洗礼を浴びる形に。それでもストレートは140キロ台後半を計時するなど、大器の片りんを示した。「腕を振って投げられたのは自信になる」。これまでは左肩や腰の故障を経験したが、ようやく迎えた晴れ舞台だった。チームが終盤に逆転したことで、自身の初黒星が消えるという幸運にも恵まれた。
小川監督は「十分な投球だった。今後に向けて期待感が高まった」と評価。チームは今後、9連戦を控えていることから、次の登板もありそうだ。