8月は26試合に出場して、打率.319、12本塁打、26打点――。酷暑の日々、優勝争いをする中でまさに”おかわりパワー”を見せつけたのが中村剛也内野手だ。この活躍が認められてパ・リーグ打者部門で2015年7月以来となる3年ぶり2度目の月間MVPを獲得した。
「うれしいです」と喜びを表した中村だが、本塁打の数に関しては「もっと打てるかなと思った。思いのほか伸びなかった」と不満顔を見せた。8月4日の
日本ハム戦(メットライフ)からはパのタイ記録となる6試合連続本塁打をマークしていたが、希代のアーチストは満足しない。その矜持が最終盤の優勝争いで非常に頼もしく映る。