優勝を決めた翌日、10月1日の
日本ハム戦(札幌ドーム)で先発したのは多和田真三郎投手だった。8回を投げて8安打を浴び、走者をたびたび背負ったが粘りのピッチング。結局、失点は1に抑え、16勝目を手にした。この時点で2位の同僚、菊池に2勝差をつけ、自身初となる最多勝のタイトルをほぼ手中に収めた。前夜はビールかけも中抜けし、試合でベストパフォーマンスを出す体調維持に余念がなかった。
「出来過ぎなくらいです。野手に助けてもらって、勝てているので感謝しかありません」
チームでは昨年の菊池に続いて連続の最多勝。大きな自信を手にした多和田がさらに羽ばたく。