これで全選手が契約更改を終えた。中村悠平捕手が1月8日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3600万円増の9000万円、3年総額2億7000万円の複数年契約を結んだ(金額は推定)。今季中に国内FA権を取得する見込みで、昨年末の交渉で同条件を打診されたが、「単年で勝負してみたいという気持ちもある」と保留していた。

　家族や周囲と相談した結果、導き出した答えがこれだった。「(ヤクルトで)優勝を目指さないといけない。バッテリーの力を上げていけば、広島のような戦いができると思う。カギを握っているのは自分」と、スッキリした表情で語った中村。扇の要として、これからもチームを引っ張っていく。