丸を出迎えるGナイン
打った瞬間にスタンドインを確信し、
丸佳浩外野手の突き上げた右手に力がこもった。熊本で行われた古巣・
広島との一戦。同点の8回一死一塁で打席に立つと、
フランスアの直球を一閃。打球はライナーで右翼席へ着弾し、一時は勝ち越しとなる5号2ランを「ある程度、速い球に力負けせずにコンパクトに振り抜けた」と振り返った。古巣とは5試合、18打席目での初本塁打となり、これで12球団すべてからアーチを放ったことになる。敵地・広島で行われた開幕3連戦では10打数1安打と苦しめられたが、そこはセ・リーグ2年連続MVP男だ。対応力は並ではない。その後、逆転を許し、試合こそ敗れたものの、大きな手応えを得た試合となった。