「離脱が痛いとか、痛くないとかいう次元の問題ではない」と、栗山監督が厳しい表情でつむいだ言葉が衝撃の大きさを物語っていた。6月18日の
DeNA戦(横浜)の6回に先発登板した上沢直之投手が
ソトの強烈な打球を左ヒザに受けて途中退場。検査の結果、左膝蓋(しつがい)骨の骨折と診断された。
翌19日に都内の病院で整復固定術を受け、全治まで5カ月を要し、今シーズン中の戦列復帰は絶望的となった。「大事な時期にチームを離れることになり、本当に残念です。チームが優勝することを信じています」と球団を通してコメントした上沢。退院後は鎌ケ谷でリハビリを開始するが、代えのきかない右腕がいなくなったダメージは計りしれない。