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小林クン、打てない捕手であることを気に病むことはない。田中尊は、生涯打率1割台でも名捕手と言われたのだ

 

 巨人小林誠司捕手の打率が依然として上がってこないが(5月11日現在.178)WBCでの打棒はどこにいってしまったのか……。しかしまあ、打力というのは、才能の占める割合が大半。そう簡単に向上するものではない。豊田泰光さん(元西鉄ほか)は「練習してうまくなるのは守りだけ。現に下手クソだったオレが、何とかやれたんだから。でも、バッティングはどうにもならんぜ」と言っていた。千葉茂さん(元巨人)になると「練習なんてやめとけ。ムダ、ムダ。疲れるだけや。試合前のバッティング練習は特にそうや」と決めつけた。

 小林クン、バッティングのことはあまり気にしないほうがいい。生涯打率.196でも、16年も正捕手だった人がいるのだから。厳密に言えば第1捕手だったのは12年だが(1958〜69年)、それでも大したものだ。その名は・・・

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