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古葉竹識「時には殴ってもいいじゃないですか」

 



 1984年に自身4度目のリーグ優勝を成し遂げた広島古葉竹識監督は、祝勝会で乾杯の音頭をとる際、右の拳で自分の頭をコツンと叩きながら「ま、今までこんなことをされた人も、水に流して、大いにやりましょう!」と叫んだ。それは、自ら鉄拳を振るいながら赤ヘル軍団を育て上げてきた長い時間を象徴するものだった。

 古葉が初めて監督に就任したのは75年。前任のルーツが電撃退任したのに伴いシーズン途中から指揮を執ると、チームは快進撃を続け、球団初のリーグ優勝を手にした。現役時代に盗塁王を2度獲得した39歳の青年監督が標榜したのは、積極的走塁で1点を取りにいく攻撃的かつち密な戦法。ルーツから引き継いだ機動力野球はその後、チームカラーとして定着。また、「赤ヘル軍団」の愛称も・・・

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