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大下剛史「シラッとしとかんといかん」

 



 野球は数字のスポーツと言われるが、グラウンドで繰り広げられるプレーの中には記録に残らないものも多々ある。

 その一つが、隠し球。1960年代後半から70年代にかけて名二塁手として鳴らした大下剛史は、代表的な使い手の一人である。

 東映時代の70年5月8日の後楽園、同点の9回表無死からロッテ榎本喜八が四球で出塁すると、次打者が送りバント。一塁ベースカバーに入った大下は投手からの送球を受けると、ボールをグラブの中に入れたまま二塁ベースへと歩を進める。

 塁間27.44メートルをトコトコと歩くその姿は・・・

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