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第39回全日本クラブ野球選手権大会

 

茨城ゴールデンゴールズが社会人日本選手権の出場権獲得


 第39回全日本クラブ野球選手権大会が9月5日から西武ドームで開催され、8日に行われた決勝で、松山フェニックスを延長10回タイブレークの末に破った茨城ゴールデンゴールズが、6年ぶり3回目の優勝を飾った。

 敗戦濃厚からの奇跡の逆転勝利だった。4対6で迎えた9回裏。相手の失策絡みで2点差を追いつき同点。一死満塁から攻撃を始めるタイブレークへ持ち込んだ。しかし茨城ゴールデンゴールズは10回表、1点を失い、またも追いかける展開へ。この大ピンチを救ったのが、チーム創設時からのメンバーである投手兼外野手・岩田紀彦(東京経済大)だった。10回裏、先頭で右前打を放ち、2人の走者が生還して、劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めた。最高殊勲選手賞はもちろん、岩田だった。

 優勝までの4試合がすべて逆転勝ち。水沢駒形野球倶楽部との1回戦は初回に4点を失い、いきなり劣勢に立たされる。1対4で迎えた9回裏。この土壇場の場面で3点差を追いつき、10回裏に佐々木健太(帝京大)がサヨナラ打。この勝利で勢いに乗る。ビッグ開発ベースボールクラブとの2回戦も終盤に得点を重ね逆転勝利。そしてYBC柏との準決勝も先制を奪われ、三度追う展開となるも逆転勝ち。すべての試合に勝負強さを感じた戦いとなった。

 逆転Vが決まった瞬間、片岡安祐美監督は・・・

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