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2016センバツ注目校

 

福井の勢力図を変えるターニングポイントの春


福井工大福井高・大須賀監督は就任15年。ライバルの敦賀気比高・東監督とは社会人・三菱自動車川崎では監督と選手という関係だった。センバツ出場をきっかけにして夏は、4年ぶりの甲子園出場を狙っていく/写真=松岡昌平


 12年ぶり4回目のセンバツ出場を決めた福井工大福井高にとって、この春は“勝負”の大会となる。頂点を狙うための“勝負”はもちろんだが、やはり気になるのは、同じ県内のライバルである敦賀気比高の存在だ。最近の活躍は言うまでもないが、意識していないと言えばウソになる。同県勢として同じ土俵に立つ以上、この春は絶対に負けたくないというナインの思いは、人一倍強い。

「ここ3年、夏の県大会では気比と対戦して連続で負けているんです。公式戦で勝ったのは一昨年の秋の大会が最後。監督就任後、気比に負けていない時期もありましたが、最近気比には必ず良い選手がいて、その選手が中心になって結果を出している印象がある」

 こう話すのは、今春で監督就任15年になる大須賀康浩監督(法大-三菱自動車川崎)だ。

 昨春のセンバツ以降、県内の高校野球のニュースは敦賀気比高の話題で持ちきりになった。凱旋後は地元のニュースで大きく取り上げられ、北陸勢初の全国優勝の映像が毎日のようにテレビで流れていた。そんな光景を前に・・・

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