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第42回社会人野球日本選手権大会

大胆な「選手起用」と「掌握術」に長ける指揮官・稲場勇樹監督

 

就任2年目で躍進続ける稲場勇樹監督[王子]の懐


今年11月の日本選手権は準決勝で日本通運に惜敗[4対5]。エース右腕・近藤均[関大]を軸に全国トップクラスのチームへ仕上げてきた稲場監督[中央]の手腕には定評がある/写真=前島進


 生まれは北海道である。「ヒグマ打線」と称された駒大岩見沢高、駒大を経て進んだ、たくぎん、王子製紙苫小牧、そして春日井市の王子製紙(現王子)でも四番打者として活躍した。

 稲場勇樹、44歳。

 マネジャー、副部長を経て昨年、2015年から王子の監督を務める。

 稲場監督がどっしりと構えるベンチには安心感が広がる。181センチ100キロの体格。常に冷静で落ち着いた采配。それらが「安心感」をもたらす要因かもしれない。そして何よりも、最大の要因は監督と選手の深い絆、つまりは選手たちが全幅の信頼を寄せる稲場監督の「懐の深さ」にあるように思える・・・

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