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東京六大学リーグ

開幕戦で豪快な“一発”新四番・加藤雅樹(早大)の可能性

 

開幕カードの法大1回戦で右越えの先制アーチが、リーグ戦初本塁打。早実時代に47本塁打を放ったスラッガーが2年生の新四番として勝ち点奪取に貢献した/写真=窪田亮


指揮官期待の強打者。神宮に新スター誕生!!


 うっぷんを晴らす一発だった。早大の加藤雅樹(2年・早実)は4月8日、東京六大学リーグ開幕の法大戦に「四番・左翼」として出場。3回の第2打席で法大のエース・熊谷拓也(4年・平塚学園高)から右中間席へ先制ソロアーチを放った。

「昨秋はケガで試合に出られなかった。その悔しさを晴らしたいという思いと、四番として起用された期待に応えたいという思いでした」

 早実では「四番・捕手」で主将。高校通算47本塁打。早大では高橋広監督に打力を買われ、1年春のリーグ戦では主に代打として起用された。

 春のリーグ戦終了後は高校1年時まで守った外野へ再転向。レギュラー獲りを狙っていた矢先、夏に左太もも裏の肉離れを起こす。それから約3カ月間は練習ができなかった。

 昨秋のリーグ戦では同期の小藤翼(2年・日大三高)が正捕手として活躍。「焦りもありました。でも、自分の野球人生を考えたとき、急ぐべきではない、と。自分のやれることをやろうと思いました」。その間、練習時にドリンクを用意するなどチームのために裏方として働いた。

「野球ができない自分に出会って、やっぱり自分には・・・

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