今秋の神奈川大会で、鎌倉学園高は4強進出。3位決定戦(対桐光学園高)で惜敗して、関東大会最後の出場枠を逃した/写真=BBM
快進撃の裏で痛感した“四天王”との差
鎌倉学園高・多々納俊万副部長は慶應義塾高との県大会準決勝前、恩師・武田隆元監督(現鎌倉学園高教頭)からこう、助言を受けている。
「神奈川でマグレは2回、続かない」
2009年秋まで32年、同校を率いた指揮官の言葉は重い。鎌倉学園高はセンバツに2度出場(1962、69年)しているが、強豪校が集う神奈川で「古豪」と呼ばれて久しい。11年に育成功労賞を受賞した武田元監督は夏の県大会で準優勝1回、4強3回も、幾度となく、高い壁に跳ね返された。
9月20日の同準々決勝で、鎌倉学園高は横浜高に8回
コールド勝ち(15対8)。今夏、2年連続で甲子園出場を遂げ、主砲・
万波中正など2年生レギュラーが多く残る優勝候補から挙げた“大金星”だった。
来春のセンバツ出場への貴重な資料となる関東大会へ駒を進めるには、あと1勝が必要。今秋の関東大会は地元・神奈川開催で、例年より1増の3校が出場する。つまり、準決勝で敗退しても、3位決定戦に最後の望みをかけることができた・・・
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