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東都大学リーグ

戦国東都の醍醐味プライド激突のV決定戦。東洋大が亜大を下し春秋連覇

 

胴上げされる東洋大・高橋監督は今秋限りで勇退。23歳の1972年の就任から46年で、東都歴代1位の通算542勝(一部)を挙げ、春秋連覇で花道を飾った/写真=黒崎雅久


勇退の高橋昭雄監督は花道


 最後の最後までもつれた、今秋の戦国東都を制した東洋大には、優勝しなければいけない理由があった。

 東洋大は亜大と勝ち点3で並び、「勝ち点を挙げた方が優勝」で最終週の直接対決を迎えた。東京六大学リーグが雨天順延したため、10月26日の木曜日に開催された1回戦では亜大が1対0で先勝。翌日の2回戦は東洋大が2対1で雪辱。1週間空いて11月4日の土曜日に行われた3回戦は「勝ったほうが優勝」という大一番となった。

 3回戦も優勝争いにふさわしい緊迫した試合となったが、東洋大は五番・捕手の西川元気(4年・浦和学院高)の2本の適時打などで4点を挙げると、主将兼エースの飯田晴海(4年・常総学院高)と甲斐野央(3年・東洋大姫路高)による両右腕の継投で粘る亜大を振り切り、4対3で逃げ切った。勝ち点を4として、2季連続18度目の優勝を果たした。

 その直後だった。高橋昭雄監督は「オレ、辞めるから」と・・・

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