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第73回JABA東京スポニチ大会

武田久(日本通運選手兼コーチ)見据える照準は「都市対抗予選」

 

スポニチ大会ではベンチ入りせず、スタンドから「コーチ兼任」としてチームに貢献。6月に行われる、都市対抗南関東予選に、ピークを合わせていくという/写真=小倉元司


元プロのリリーバー16年ぶり社会人球界復帰


 社会人野球の舞台に、プロの世界で名クローザーとして名をはせた武田久が16年ぶりに戻ってきた。その経歴は輝かしいものだ。2003年、日本ハムに入団すると4年目には最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得。その後、抑えに転向し3度、最多セーブ投手に輝いた。しかし、昨季は一軍登板が7試合にとどまり、15年間、一筋でプレーしていた日本ハムを退団。「現役にこだわりがあった」という武田は選手兼コーチとして、かつて在籍していた日本通運に今季から復帰することとなった。

 コーチ業は初めての経験となるが、「これからの1年間でチームがどのように力を付けていくのかが本当に楽しみ」と期待に胸をふくらませている武田。そのコーチぶりについて、藪宏明監督(国学院大)は「良い雰囲気で投手陣と話をしていますし、武田が加わったことで選手たちが新鮮な気持ちで練習に取り組めている。これまでもピッチングコーチの黒澤(黒澤淳一)をはじめ、監督の私や野手担当のコーチも投手陣に声を掛けていろんなケアをしてきましたが、やはりプロを経験しているあれだけのスーパースターが話す言葉は選手への伝わり方もちょっと違ってくると思います。今は、コーチとして特に注文を付けるところもないので、お任せしている感じですね」と話す。

 武田が2月の宮古島キャンプで投手陣に説いたのは・・・

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