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第49回明治神宮野球大会

環太平洋大(中国地区)が推進した「緻密な野球」の精度

 

岡田主将を軸にチーム一丸となって明治神宮大会準優勝。退任する野村監督を「有終の美」で送り出すことはできなかったが、見事な戦いだった/写真=山口高明


過去最高成績の要因は「予習」と「復習」


「東京六大学、東都のチームに勝とう」。2013年1月、当時は中国地区大学リーグの二部だった環太平洋大の指揮官に就任したとき、野村昭彦監督は選手たちに言ったという。

 そこからチームは着実にステップアップ。13年秋に一部昇格。15年秋に10季ぶりにリーグ優勝すると、同秋と16年秋の明治神宮大会で8強入り。昨秋は明治神宮大会2回戦で慶大に5対1で勝ち、初めて東京六大学代表を倒し準決勝へ進出した。

 今秋の明治神宮大会でも2回戦で東京六大学代表の法大に4対2で勝利した。しかし、決勝では東都代表の立正大に4対6で敗れた。7回までは4対2とリードしていたが、8回に逆転され、初優勝を阻まれた。野村監督は「悔しい。8強、8強、4強ときて準優勝。まだ足りないということ」と顔をゆがめたが、「やっぱり東都ですよ。・・・

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