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関甲新学生リーグ

攻守のバランスで勝負する古川裕大(上武大3年)の捕手力

 

昨年12月の大学日本代表候補強化合宿に参加。2月の冬季特別トレーニングでも元巨人捕手・加藤から高い技術を伝授された/写真=佐伯要]


4年生の実力者が集う大学日本代表に挑戦


 今秋のドラフト候補に名が挙がる4年生の捕手がひしめく侍ジャパン大学代表候補の中で、3年生ながら代表入りを目指す選手がいる。

 上武大の捕手・古川裕大(3年・久留米商高)。昨年12月には同代表の候補合宿(愛媛県松山市)に参加。東海大・海野隆司(4年・関西高)、東洋大・佐藤都志也(4年・聖光学院高)らとともにプレーする中で、二塁送球で1.8秒台を計測する強肩と、強打をアピールした。「今年が勝負だと思っているので、代表に入りたい」。古川は言葉に力を込めた。

 中学3年時、久留米ボーイズに所属していた古川はU-15日本代表に選ばれ、U-15アジアチャレンジマッチ2013に出場。一塁手として藤平尚真(現楽天)らとともにプレーした経験がある。

「中学時代に初めて日の丸を背負った。『大学で、もう一度』という思いがあります。将来は藤平と同じプロの舞台に立ちたいです」

 久留米商高では1年秋から正捕手を務めた。鳥巣誉議(現JFE東日本)ら久留米商高の先輩がいる上武大へ進学すると、2学年上の捕手に吉田高彰(現セガサミー)がいた。侍ジャパン大学代表に2度選出された好捕手である。

 1年秋。関甲新学生リーグ戦の山梨学院大2回戦でスタメンマスクをかぶった。ところが・・・

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