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第45回社会人野球日本選手権

チーム内競争が熾烈。日本新薬のさらなる挑戦

 

日本新薬の入社1年目・福永は三菱日立パワーシステムズとの日本選手権1回戦、5回の先頭で左越えの二塁打と、思い切りの良さを見せた/写真=太田裕史


二大大会で直面した接戦で勝ち抜くチーム力


 コーチ1人、選手6人がユニフォームを脱ぎ、新たに9人が加入。日本新薬は創業100周年の節目の年に、大きく体制が入れ替わった。新たな歴史を刻むべく臨んだ2019年シーズンは3月のJABA東京スポニチ大会で3年ぶり2度目の優勝。幸先良く、社会人日本選手権の出場権を獲得した。

 同大会では新戦力が台頭した。新人の福永裕基(専大)が三菱日立パワーシステムズとの準決勝の8回裏、代打2ランで3点差(8対3)とした。9回表に2点差にまで追い上げられただけに、事実上の決勝弾となった。東芝との決勝でも3点リードの7回に再び代打で打席に立つと左中間に特大のアーチを描く。効果的な2発で新人賞を受賞。大会を通じた5試合で11失点、守備陣も失策はわずか2と堅守が光った。この優勝は、勢いだけではない。冬の間からシーズンインのスポニチ大会に照準を合わせてきた。つまり、狙って獲りにいった頂点だったわけだ。

 しかし、社会人二大大会では苦戦が・・・

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