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東京六大学リーグ

金子銀佑(早大)が決意込めるラストシーズンの高み

 

8月開催の春季リーグ戦ではリーグ最多9安打を放ち、打率2位[.409]で初のベストナインを受賞した


「狭間の世代」で「代表」の責任背負う覚悟


 早実時代は1学年上に加藤雅樹(現東京ガス)、1学年下に清宮幸太郎(現日本ハム)がいた。早大で「一番・二塁」を務める金子銀佑は、淡々と言う。3人は早実で主将を務めた。

「狭間の代ですね。客観的にそう見ることも大事です。そういう代が、どれだけガムシャラにできるか」

 早実では2年夏に遊撃手として甲子園で4強進出。3年時は主将を務め、夏の西東京大会では準々決勝で八王子高に4対6で敗れた。

「早実ではすごく幸せな経験をさせてもらいました。自分たちの代では甲子園に行けませんでしたが、観客がたくさん入った神宮で野球ができる(西東京大会は準々決勝以降使用)のは、ホントに幸せなことなので」

 早大では2年秋の途中から三塁のレギュラーとなり、3年春には「二番・二塁」の開幕スタメンの座を勝ち取る。だが、3年秋は途中出場やベンチを温めるだけの試合があった。

 もどかしさのなか、早実の同級生で、エースだった吉村優(現早大米式蹴球部)を頼った・・・

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