週刊ベースボールONLINE

梨田昌孝の戦術眼2012

第8回 ベンチワークも精彩を欠き浴びた適時三塁打

 

 5月17日の阪神日本ハム(甲子園)にスポットを当てたいと思います。阪神が0対1で迎えた6回表一死一、二塁の守りでした。稲葉篤紀選手のゴロを捕球した一塁のブラゼル選手が二塁へ悪送球。3回の1失点も平野恵一選手のミスからで、またもバックが安藤優也投手の足を引っ張る形になりました。

 次打者は陽岱鋼選手。前日は4打席4三振でこの日もノーヒットでした。冷静に調子を見れば確実に稲葉選手を一塁で刺し、二死二、三塁で陽選手と勝負すれば良かったわけです。結果的に・・・

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