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逸材発掘!ドラフト候補リサーチ2013

遠藤裕也[内野手・東海大相模高]

 

名門校の系譜を継ぐ右の大型スラッガー

原辰徳(現巨人監督)、大田泰示(現巨人)ら、右の強打者を輩出してきた名門校の系譜に、新たに名を刻もうとしている選手がいる。
東海大相模高・遠藤裕也は、1年夏から同校の四番に座り、高校通算37本塁打を誇るスラッガーだ。
昨秋からは主将を務め、これまで以上に責任感は増した。
今夏、激戦の神奈川県を勝ち抜き甲子園へ、そしてその後はさらに上のレベルでプレーを目指す。



“松井討ち”を狙う神奈川のスラッガー

 2013年のセンバツ開幕から一夜明けた3月23日、神奈川県では春季県大会地区予選が開幕。東海大相模高は、同校のグラウンドで北相地区Dブロック予選の初戦(対向上高)を戦っていた。

 「もちろん、この時期に甲子園にいないという悔しさはあります。でも、いまは目の前の試合を全力で戦わなければいけない。それが夏につながっていくと思います」

 高校ラストイヤーの公式戦初戦を9対2(7回コールド)で勝利したチームを、同校の主将・遠藤裕也はこう振り返った。この日、自身は「一番・二塁」で出場し3打数1安打1四球。新チームから務めるリードオフマンとしての役割を果たすなど、決して侮れない同地区の難敵を下す活躍を見せチームに貢献した。翌24日の予選2試合目(対厚木高)でも、3回に高校通算37本目となる先制のソロ本塁打を放つなど、2安打3打点。チームも10対0で5回コールド勝ちと圧勝して、4月13日から始まる県大会への進出が決まった。

 同日、別会場で行われていた川崎地区Fブロックでは・・・

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