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伊原春樹の野球の真髄

監督は常に威風堂々とすべき

 

 中国の春秋時代の武将である孫子は、将にふさわしくない要素の一つに「愛民」を挙げている。「愛民」とは「人民を慈しみ愛すること」であるが、孫子は愛し過ぎることによって、規律が緩み、それを将が正せなくなってしまうことを恐れているのだ。これはプロ野球の監督も同様だろう。選手に気を使うことも必要だろうが、度が過ぎると、肝心な場面で厳しく接することができなくなる。だからこそ、やはり監督には威厳が必要だと思うのだ。

 6月6日、東京ドームで行われた巨人日本ハム。2対1と日本ハムが1点リードで8回裏、巨人の攻撃を迎えた。逃げ切りを図りたい日本ハムだが・・・

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伊原春樹の野球の真髄

伊原春樹の野球の真髄

座右の銘は野球道。野球評論家として存在感を放つ伊原春樹の連載コラム。

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