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伊原春樹コラム

抜群のピッチングで2勝目を挙げた楽天・藤平尚真。投手に最も重要なのは制球力だ

 

抜群のコントロールを駆使して、チームの連敗を10で止める2勝目を挙げた高卒新人の藤平/写真=高原由佳


抜群のコントロールで大谷から空振り三振


 また一人、どこまで成長を果たすか非常に楽しみなピッチャーが表れた。9月5日、日本ハム戦(富山)で先発した楽天藤平尚真だ。今年、ドラフト1位で入団した弱冠18歳の右腕。プロ初登板初先発は6月16日の阪神戦[甲子園]だった。このときは5回2失点で負け投手となったが、高卒新人らしからぬ堂々としたマウンドさばきが印象に残っていた。その後、ふたたび二軍で鍛錬を積んでいたが、8月6日のロッテ戦(Koboパーク宮城)で2度目の一軍先発。またしても白星をつかむことはできなかったが、6回2失点と合格点の内容だった。

 初勝利をつかんだのは8月22日のロッテ戦(ZOZOマリン)。チームは6連敗中だったが、プレッシャーを感じることなくマウンドで躍動した。5回無失点で勝利をつかみ、ようやく藤平の顔に笑顔が浮かんだ。

 それ以来の先発マウンドとなった9月5日の日本ハム戦だったが・・・

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伊原春樹の野球の真髄

伊原春樹の野球の真髄

座右の銘は野球道。野球評論家として存在感を放つ伊原春樹の連載コラム。

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