週刊ベースボールONLINE

伊原春樹コラム

連続試合出場は1939試合で途切れたが……。再スタートを切った鳥谷に期待

 

記録が途切れた後も気持ちを切らさずにプレーしている鳥谷/写真=大泉謙也


 私が鳥谷敬という選手を初めて目にしたのは、約20年前、1999年のことになる。当時、西武でコーチを務めていたが、ちょうど休日で練習のない春の日だった。高校の野球部に所属していた長男に「今日、部活で何をやるんだ」と聞いた。すると、練習試合をやるという。相手は埼玉の聖望学園高。同校の岡本幹成監督は東北福祉大出身で、伊藤義博監督の指導を受けていた。伊藤監督は私にとって芝浦工大の先輩だ。伊藤監督が4年生のとき、私は1年生。だから、岡本監督とも知らない仲ではなかった。「よし、ちょっと見に行くか」と聖望学園高のグラウンドへ足を運んだ。

 どんなレベルの試合であっても特別な能力のある選手は、ほかとは抜きん出てオーラがあるように感じられるものだ。聖望学園高のショートを守っていた選手、すなわち鳥谷がまさにそれだった・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

伊原春樹の野球の真髄

伊原春樹の野球の真髄

座右の銘は野球道。野球評論家として存在感を放つ伊原春樹の連載コラム。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング