週刊ベースボールONLINE

伊原春樹コラム

去りゆく松坂世代 村田修一、後藤武敏、杉内俊哉の思い出

 

引退試合であいさつを行った村田修一/写真=BBM


 シーズン最終盤になると今季限りでユニフォームを脱ぐことを表明する選手が出てくる。その中でも目立つのはいわゆる“松坂世代”の選手だ。9月9日にはBCリーグ・栃木の村田修一が引退試合を行った。昨年、巨人から戦力外通告を受け、NPBでのプレーを模索していたが結局、それがかなわなかった。私は2011年まで巨人に籍を置いており、翌年入団の村田とは入れ違いとなったが、話してみると非常にナイスガイだ。野球に懸ける情熱もあり、ほかの球団が獲得しても絶対にマイナスになることはなく、若手選手の手本にもなると思っていただけに、余力を残しながらの引退は非常に残念だ。

 10日にはDeNA後藤武敏が引退を表明。後藤は2003年、法大から自由獲得枠で西武に入団してプロ生活がスタートした。そのときの監督は私だったが、スカウトの評価は「足は遅いけど、打撃はいい」だった。そのとおり、オープン戦でセンスの良い打撃を発揮していただけに期待はふくらんだ。そして、そんな折・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

伊原春樹の野球の真髄

伊原春樹の野球の真髄

座右の銘は野球道。野球評論家として存在感を放つ伊原春樹の連載コラム。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング