今回は
中日の
山井大介投手がノーヒットノーランを達成した6月28日の
DeNA対中日(横浜)、最後の打者への配球にスポットを当てたいと思います。
皆さんご存じのように、2007年の
日本ハムとの日本シリーズで山井投手は8回までパーフェクトながら降板しています。さらに10年の
巨人とのリーグ戦(8月18日、東京ドーム)でも9回途中まで無安打無得点でした。まさに「三度目の正直」となる快挙への挑戦でした。
完封、完投でも最後の1イニングや一死を取ることがどれだけ大変なことか。その上、球史に名を刻むほどの大記録ですから、山井投手に掛かっていた重圧は想像を絶するものがあります。
9回は
ラミレス選手、
石川雄洋選手を打ち取り、あと一人となりました。ここでDeNAは代打に
内村賢介選手を送ってきます。初球はバットを出しづらいところ、外角高めへの直球で見逃しストライクを奪いました。2球目は内角への厳しいスライダー、山井投手の得意の変化球の一つでファウルを誘いました。
谷繁元信捕手の手堅い配球、これに山井投手が応え、わずか2球で追い込みました。
3球目の勝負球、これは・・・
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