高卒5年目での一軍定着は遅いとはいえないが、同期の赤川克紀、日高亮がすでに一軍の必要戦力となっていたことに、相当な危機感を抱いていたという。 故障者が続出している今年のスワローズにおいて、開幕から一貫して先発ローテを守り続けているのは、この八木と新人・小川のみ。 勝ち運に恵まれない部分があるとはいえ、八木はよくやっている―。 取材・構成=落合修一
写真=阿部卓功
'藤浪晋太郎君はすごい投手'' 開幕時点で通算成績が「1勝」だった左腕は開幕ローテーションの一員の座を勝ち取り、今のところ一度も外れていない(八木のほかにはルーキーの小川だけ)。それなのに、どうにも勝ち運に恵まれない。藤浪(晋太郎、阪神)のプロ初登板の試合となった3月31日の阪神戦(神宮)で今季初勝利を挙げたものの、それ以降は先発投手の指標の一つとされるクオリティー・スタート(6イニング以上を3自責点以内)を5回もクリアしながら、1勝もしていない。 ◎
好投したのに勝ち星に恵まれない試合もありました。運が悪いというよりも、相手投手がいいときは打線もなかなか点を取れません。自分も最少失点で行かないといけないのにできていなかったということは、自分のせいなんです。
クオリティー・スタートといっても・・・
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