プロ野球12球団の選手や監督・コーチに、毎週決まったお題について自由に語ってもらうコーナー。今週のお題は「大学生のころ」です。 ソフトバンク・中田賢一投手
アルバイト先が潰れなければ、プロ野球選手・中田は存在しなかったかも!?
大学(北九州市立大)時代の思い出と言えば、アルバイトです。野球部に入っていて意外だと思われるかもしれませんが、公立大で強豪でもなかったし、自由に使えるお金も欲しい年頃ですしね(笑)。
1年生の夏ごろから1年間ほど、実家近くのカラオケボックスでバイトをしました。なぜ1年間かと言うと……。
ある日、店長さんに部屋に呼ばれて「店が潰れるから、すまない」と言われて(笑)。突然バイトがなくなりました。
それまではまったく無名の選手だったんですが、バイトを辞めた2年生の途中から急に球速も出るようになり、その後のプロへの道が開けました。あの1年間のバイトは、今となってはいい経験と思い出になっています。
写真=湯浅芳昭