プロ野球12球団の選手や監督・コーチに、毎週決まったお題について自由に語ってもらうコーナー。今週のお題は「今季ベストプレー」です。 西武・岡田雅利捕手
野上を完封勝利に導き、2ケタ勝利に到達させた岡田(左)
ベスト“プレー”ではないのですが、野上(亮磨)さんが9勝して、10勝を前に2試合連続で3、4回の途中で降板してしまって。自分的にも「何かを変えないといけない」と思って臨んだ3試合目(9月23日、
オリックス戦=メットライフ)で完封勝利できたことが印象に残っています。
野上さんに絶対に10勝をさせてあげたかったですし、僕自身も一度整理して、「違うことを考えよう」ではなくて、「良いものをどんどん先に出していこう」という話をして、それが良い結果につながった。
捕手として、相手打者ではなくて、投手のことを考えるのが一番大事だなとあらためて思いました。野上さんも初完封でしたし、自分自身の成長を最も感じられた試合だったので、忘れられません。
写真=川口洋邦