プロ野球12球団の選手や監督・コーチに、毎週決まったお題について自由に語ってもらうコーナー。今週のお題は「夏休みの記憶」です。 広島・上本崇司内野手
忘れられません。海で死にそうになりました。小学4年か5年だったと思います。ソフトボールのチームメートと一緒に
広島・尾道に海水浴に行きました。
沖に、小さな島というか岩場があったんです。
クロールでそこを目指しました。気づいたら、違う場所に流されていたんです。そこは、車が通るような大きな橋の下。そういう場所って、渦が巻くように潮の流れが強いんですよ。完全にのみ込まれました。必死に抜け出そうとしたけど、子どもだしパニックになってしまって。何とか一緒に来ていたチームメートのお父さんたちが救助してくれて、岸に戻ることができました。本当に怖かった。
それでも海は嫌いじゃありませんよ。
写真=BBM