プロ野球12球団の選手や監督・コーチに、毎週決まったお題について自由に語ってもらうコーナー。今週のお題は「ドラフト会議」です。

中日・京田陽太内野手

　まだ2年前ですが、よく覚えています。ドラフト会議の前、いろいろなメディアで「上位候補」と評価していただいていることは知っていました。でも、自分の前の年のことがあったので、楽観的にはなれなかったですね。

　まさか前年、藤岡裕大さん(当時亜大、現ロッテ)が指名されないとは思っていませんでしたから……。東都大学リーグで通算100安打以上を打っていて、すべての部分で僕より上。それなのに、名前を呼ばれなかった。

「あのレベルでプロに行けないのなら、自分も無理なのかもしれない……」。そんなことを考えていたら、ドラフト会議の前にはストレスがたまってきました。食欲は落ちて、肌は荒れるし、白髪も増えて。実際に名前が呼ばれるまでは、不安しかなかったですね。

写真＝BBM