バッターは4つのタイプに分けられる
私のバッティングは、
山内一弘(東京ほか)さんのフォームをマネした「山内流+野村流」だった、と前回書いた。
私はキャッチャーだから、打者分析が一番の仕事だ。“野村流”の部分は、まさにそこである。
打者はみな、変化球への対応をどうするかという共通のテーマを持っている。そこで私は打者をA、B、C、Dという4つのタイプに分けた。
A型は理想型で、ストレートに合わせて変化球にも対応できる。
B型は外角か内角か、コースに絞って変化球に対応していく。
C型は右へ打つか左へ打つか、流すか引っ張るか方向を決めて対応する。例えばインコースに来ないと思ったら、センターから右に打ち返す。
最後のD型は、私のように不器用なタイプ。格好よく言えば、配球を読んで打つ。悪く言えば、ヤマ張り。もちろんそれだって、ヤマ勘じゃあダメだ。根拠のあるヤマなら、立派な読みになる。
キャッチャーの立場から言うと、一番難しいのは・・・
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