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ノムさんコラム

野村克也が語る「監督交代」

 

今季限りで辞任するロッテ伊東勤監督/写真=内田孝治


「監督が代わればチームも変わる」のか


 現在、パ・リーグ最下位を独走しているロッテ。8月13日には伊東勤監督が、今季限りでの辞任を発表した。これでまた、キャッチャー出身の監督が減ってしまうのか。

 伊東の名前を聞くたび思い出すのは、森祇晶監督のひと言だ。森が西武の監督に就任したとき、私は真っ先に「伊東はどうや?」と聞いた。返ってきた答えは、「ダメだ、話にならん」だった。

 森の評価は厳しかったが、よほどほかがいなかったのか、伊東自身が成長を遂げたのか。その後、伊東は常勝・西武の正捕手として11度のリーグ優勝、6度の日本一に輝いた。

 1992年、ヤクルト監督就任3年目の私は、西武と日本シリーズを戦った。そこで感じたのは、「伊東はリードに傾向が・・・

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野村克也の本格野球論

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勝負と人間洞察に長けた名将・野村克也の連載コラム。独自の視点から球界への提言を語る。

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