沙知代は年上女房で、母親的な部分もあった/写真=BBM
「そんなすごい人と一緒にいるなんて……」
女性編集者から、「よろしければ、奥様の思い出をもっとお聞かせいただけませんか?」とのリクエストを受けた。さて、どんな話を書いていけばよいものやら。
その編集者は私の過去の書籍で、沙知代と私が出会ったころの写真を見て、「オシャレでカッコイイ女性」と強く印象に残っていたそうだ。確かに、沙知代は洋服のセンスがよかった。私は関西生まれの関西育ちで、服のセンスも関西特有。東京の人には関西人のファッションといえば、柄物好きで、時計だのアクセサリーだの妙に金ピカで、コッテコテに映るらしい。その女性編集者も、私が着ているストライプのシャツを「素敵ですね」とよく褒めてくれるのだが、実はすべて・・・
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