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野村克也の本格野球論

野村克也が語る“石井一久GM”「GMなどという大役は、石井には難しいのではないか」

 

果たして楽天・石井GM[左。右は牧田和久]のチーム作りは吉と出るか/写真=井沢雄一郎


朝の早起きがトラウマでGM就任を断った?


 このオフは、楽天・石井一久GMの動きが活発だった。

 前年の最下位からチームを3位に押し上げた、平石洋介監督が退任。その後任に、二軍監督を務めていた三木肇を据えた。

 そして、選手の入れ替え。現役引退や、支配下登録を外れて育成契約に変更した選手を含めると、実に20人近くが戦力外となった。代わってロッテからFAの鈴木大地、前パドレスの牧田和久を獲得。ロッテからは金銭トレードで涌井秀章、FAで移籍した美馬学の人的補償で酒居知史も獲得した。何やら三木監督をはじめとする首脳陣は元ヤクルトが多いし、選手は元西武とロッテが目立つ構成である。

 だが私が不思議に思っているのは、それ以前に、石井がGMという役職に就いていることだ。今だから話せるが、私も過去に、GM職を打診されたことがある。しかし自信も経験もなく、断った。まず・・・

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勝負と人間洞察に長けた名将・野村克也の連載コラム。独自の視点から球界への提言を語る。

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