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2018タイトルホルダーインタビュー

DeNA・山崎康晃インタビュー 初タイトルを通過点に 「この経験がマウンドの立ち方、パフォーマンスにつながるはず」

 

ルーキーイヤーでクローザーに指名されて以来、4シーズン。DeNAの守護神として9回を任されてきた。すべてが順調だったわけではない。ときには救援を失敗し、悔しさを抱え込んだ。それでも持ち前の明るさで前を向き、翌日のマウンドに上がった。2018年は日本人最速となる通算100セーブに到達、念願だった初タイトルを手にした。
取材・構成=滝川和臣 写真=桜井ひとし、BBM

インタビューは12月中旬に行った。オフは取材、トレーニングなど多忙な日々を送る


念願の初タイトル。信頼を寄せるツーシーム


 シーズン中はタイトルのことを尋ねても、「チームの勝利が最優先」とセーブ王については一切語らなかったが、実際に山崎康晃はプレッシャーを感じながら9回のマウンドに立っていた。プロ入り4年目の初タイトルは周囲のサポートをはじめ、さまざまな人の“思い”が集まった結果だった。

──昨年、NPBアワードでセーブ王として表彰された感想はいかがですか。

山崎 表彰式にはたくさんのファンの方もいましたので、すごく緊張しましたね。出席したのは新人王を獲得した2015年以来でした。当時は入団前に中畑(中畑清、当時監督)さんからいただいたネクタイを恩返しの気持ちを込めて着けていきました。今回はベイスターズでタイトルを獲ることができたので、星が付いたネクタイを着用して、靴下も星柄のポイントが入ったものを履いて行きました。

──トロフィーの重みは感じましたか。

山崎 実感しました。僕にとっては念願の最多セーブ投手賞なので、うれしい気持ちでいっぱいでした。控室ではいろんな選手と写真を撮ったりして、それもいい機会となりました。

──球団では佐々木主浩さん以来(1992、95〜98年)、20年ぶりのセーブ王です。

山崎 佐々木さんは・・・

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