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惜別球人2016

廣瀬純 引退惜別インタビュー 引き継がれる記録と記憶 「温かい声援とはこういうことをいうんだなと感じながら引退させてもらいました」

 

受け継がれる応援歌と背番号


グラウンドにその姿はなくとも、代名詞といえるファンファーレと背番号「26」は、17年も広島には欠かせない。受け継いだ選手たちとファンへのメッセージを送る。

──廣瀬さんの「始まりの鐘が鳴る」は菊池選手に受け継がれました。

廣瀬 キクは僕の弟分みたいな存在ですね。僕の引退試合ではヘッドスライディングをしてくれて、僕に何かを「見せよう」という気持ちでプレーしてくれたと思いますし、僕がライトの守備に就くとき、最後のキャッチボールの相手にもなってくれました。僕の応援歌はなくなってしまうと思っていたんですよ。引き継いでもらうことによって、これからも球場で流れてくれるのはうれしいですし、キクもそれを喜んでくれていますから、2人で築き上げられたんじゃないかと。これからは菊池の色に染めてもらいたいですし、さらにいろいろな伝説をつくることのできる男だと思っています。「純さんの曲だ」とちょっとでも思ってくれたらうれしいですね。

──背番号26は中田廉投手に引き継がれました。中田投手は自身のインスタグラムで「純さんからは本当に熱い言葉をもらいました」と報告していましたが。

廣瀬 まず最初に・・・

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惜別球人

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惜しまれながらユニフォームを脱いだ選手へのインタビュー。入団から引退までの軌跡をたどる。

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